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PortoFolio@STUDIO ZEST | つくばの建築設計事務所

つくばの建築家のポートフォリオ展示室

■Portofolio_0007 「オリジナル家具 vol.5」 

Title: 「オリジナル家具 vol.5」

STUDIO ZEST 主宰/一級建築士 松 崎 シ ン イ チ




 家を新築すると、それに合わせて家具を選ぶのも楽しみの一つです。その際、大きさや素材、色、デザインなどイメージに合ったものを探すのは 楽しい半面、それは容易ではありません。こだわりが強いほど 要する時間などその手間は楽しみを超えて、苦痛に感じてしまえば 本末転倒ということもあります。
 また、せっかく仕上げた壁をふさぐように家具は置かれます。そこで、必要な大きさや好みの素材、色、デザインで、予め建築の中に組み込んで作った7つの家具についてのポートフォリオを5つに分けてご紹介いたします。



06_[Oak Desk] W1200*D700*H700 ナラ材 オイル仕上
photo:齋藤さだむphoto:齋藤さだむ

写真撮影:齋藤さだむ



 これは、子供の学習机です。私の周りでは、子供は小学校に入学する時に学習机を買ってもらう場合が多いようです。しかし、その机は中学生くらいになると少し小さく感じるようになり、高校までは使うけど、大学生になると手放してしまうというケースが多いように思います。勉強が本来の目的のはずなのに、机を持たない大学生も少なくないようです。

 そこで、一生使い続ける学習机を考えてみました。小さい頃からの愛着を持った机が、いつも近くにあるという環境は、子供の教育を考える上で大切なことだと考えるからです。「勉強しろ!」と言わなくても机に向かう姿勢は本人にとって最もいい状態ですし、両親にとってもいいことです。ここでポイントとなるのは、「ずっと愛着が持てること」と「容易に移動可能なカタチ」だと考えました。子供から大人まで使うわけですから、まずは大人サイズにすることにしました。小さいうちはイスを高くして使えば問題はありません。

 愛着についてのカギは、素材だと考えて 無垢の木材にしました。素材選びは子供自身にさせて、ナラ材に決まりました。使う本人が選ぶのは、当然のことです。手で感触を確かめながら選んでいる姿が印象的でした。

 次に移動を容易にすることについてですが、ナラで45㎜厚の無垢の天板は重量があります。当然、他の部分も合わせると大変な重さになります。ならば、組立式で解決することにしました。工具不要の組立式を考えました。両袖の脚と奥の背板、天板の4枚に分けて、子供一人でも組立が可能なつくりに仕上げました。大人になっても、ずっと この机に向かって読書をしている姿を期待するデザインです。



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