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PortoFolio@STUDIO ZEST | つくばの建築設計事務所

つくばの建築家のポートフォリオ展示室

吾唯足知 -ワレ タダ タルヲ シル- 

下の写真は、竜安寺の方丈の北東に置かれた蹲踞(つくばい)です。茶室に入る前、手を洗い身を清めるためにある役石で、「つくばう(しゃがむ)」ことからそう呼ばれているそうです。これは、徳川光圀(水戸黄門)により贈られたとされてます。

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ここで言いたいのは、このデザインです。「吾唯足知」の漢字4文字に共通の「口」を中央に置き、時計回りに「吾唯足知」となっているのです。

「吾唯足知」は、仏遺教経(釈迦の遺言の経)にある「知足の者は賤しと雖も富めり 不知足の者は富めりと雖も賤し」がもととなる、釈迦の説く仏教の真髄です。つまり、「足ることを知る者は貧しくとも豊かであり、足ることを知らない者は富があっても貧しい」との意味になります。

この言葉を選び、それをこのように表すとは、素晴らしい表現力ですよね。「量から質の時代へ」と言われる今、先人の遺した知恵に向き合ってみるのもいいかも知れません。

居場所をデザインするのが僕の仕事です。あなたの居場所に対する思いを教えてください。参考にさせていただきたいと思います。そして、あなたの居場所づくりに、何かお役に立てれば光栄です。


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